今年も暑い夏が過ぎ、9月になってもまだまだ暑い日が続いていますが、朝晩はほんの少し過ごしやすくなって気がしている今日この頃。2024年の9月は3連休が2回あり車に乗って少しお出かけ、といった計画も楽しい時期となってきました。
今回は7~8月の酷暑を乗り越えた愛車を労わって、この秋の行楽シーズンで快適なドライブをお楽しみいただけるようなポイントをまとめてみました。
秋に夏バテを起こしやすい車のパーツは…?
●バッテリー
年間通してロードサービスの出動原因の約40%を占めるバッテリーのトラブル。過放電によるものや、劣化バッテリーの破損によるものなど、さまざまな要因があります。実は秋の間にもバッテリーにトラブルは多いのです。
一番の理由としては、夏に車に乗る際に必ず使うエアコンです。とはいえ、エンジンを作動させて使用する物なので、エンジンがかかっている限りは現在の性能の良いバッテリーに関してはスグに負担になるような事はありませんが、アイドリング状態でバッテリーを使用することが多い場合は、エンジンによる発電がバッテリーの電力消費量に合わず、少しずつバッテリーに負担をかけることもあります。
無理な使用は燃費などにも影響してくるものですが、バッテリーを出来るだけ長持ちさせるためにも、アイドリング状態での使用は少しだけ気を付けてあげるといいかもしれません。
バッテリーの電圧チェックはガソリンスタンドにて無料で測ってもらえます。
大体、エンジン停止時で、12.6V程度、エンジン回転時で、13.5V~14.7Vであれば問題ありません。劣化時には充電やバッテリー液などをチェックしてもらいましょう。
また、バッテリーは運転頻度が少ない方の場合、駐車中にも自己放電していくため、自然と弱まっていきます。定期的に車に乗ってあげて、エンジンを回してあげることによる発電をしてあげることが、長持ちさせる秘訣となっています。
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●エアコン関連
空調関連では、フィルターを夏前にチェックしていなければ、フィルターのチェックを冬までに行う&エアコンから出る風のにおいが気になれば、内部にカビがないかをチェックすればいいと思います。前回のコラムにも書きましたが、エアコン系統内の一番の天敵は水分です。出来るだけ送風で排出してあげて残らないようにしたいものです。
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●タイヤ
バッテリーの他に酷暑の中で影響の受けやすいパーツと言うと、他にはタイヤが挙げられます。夏場は紫外線がとても強く、タイヤを構成するゴムにもかなり過酷な環境なのです。
スリップサインが出ていないか、外べりがあるか、ひび割れができていないか、目視でチェックしてみるのも良いと思います。
また、タイヤの長持ちの秘訣はやはり空気圧チェックが基本です。1か月に1回程度チェックを心がけましょう。ガソリンスタンドに行けば無料で対応してもらえますが、セルフで行える設備を貸し出している店舗も多いです。過去のコラムを参考に是非チャレンジしてみてください。
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●コーティングのメンテナンス
コーティングしている方は、夏は雨や紫外線の影響でコーティング被膜が弱まりやすい季節となっております。秋雨前線など雨の日も多い秋に備えて、撥水性が気になるお客様はコーティングのチェックとメンテナンスをしておくと、塗装の守りも再び強化され、お車のキレイさも長持ちします。
以上が、大きく分けたチェックポイントです。
秋の行楽の前に、是非チェックしてみてください。
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