前回のコラムでは、事故や車をぶつけてしまった際の板金塗装修理の簡単な内容にふれました。今回は「ちょっとした小さなキズ」に的を絞ってご紹介していこうと思っています。引き起こされる症状と、保険を踏まえて安心して修理にお出しいただけるような情報にまとめてみました。どうか最後までご覧いただき、ご参考になればと思います。
●キズの種類
車のボディは意外にも繊細なもので、走行中の事故や、狭い路地でぶつけてしまった等のケース以外にも様々な要因で傷がついたりするものです。
小さなキズですと、すぐさま車の運転などに影響を与えるような深刻なものではないですが、やはりおいておくと車の劣化を早める原因になりえます。
・線キズ
主に走行中の飛来物(昆虫、飛び石など)、ボディについた砂ぼこり、黄砂、花粉、地域によっては火山灰だけでなく、乾拭きタオルでも傷になることがあります。
少量であれば、コンパウンドで磨いたりタッチペンで目立たなくするなどの対処をすることがありますが、深めの傷になると、サビが進行する場合があります。その場合キズを開いてさび落としをしてからの作業になりますので、より費用が高額になります。
コーティングをしている場合、たいていの線キズを作るものから車の塗装を守りますので、予防には特におすすめしています。
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・クリアコートのはがれ
紫外線が塗装を直撃します。放置をすると色あせが進み、撥水性、親水性が損なわれるとボディそのものを痛めてしまいます。
・擦り傷
電柱やポールや壁などの接触や縁石への乗上げなどでもつきます。こちらも線キズ同様軽いものであればコンパウンドを使った修理で済む場合もありますが、深くなると線キズ以上に錆や腐食に影響してくるリスクがあるという点と、中にはへこみが伴うケースもあります。バンパー等の形状にも影響を与えた場合は、走行中の事故や、エンジン内部の故障を引き起こす原因に発展してしまうことがあります。
・ヘコミ
ヘコミがあった場合は、へこみ直しと塗装作業も入ってきます。程度によってはパーツの交換も視野に入れて作業の計画を組むことが一般的です。
●修理を検討する前に、念のため保険をチェック!
小さなキズであれば、すぐに車に影響が出るものではないものの、やはり気になる愛車のキズ。修理を検討する前に加入されている保険のチェックをお勧めします。ちょっとしたミスや不可抗力でついたキズも保険がきくケースもあります。
保険を利用する際は、条件と等級に注目してみてください。型によっては対応していないケースや、保険を利用することで等級がダウンし事故有係数がついてしまう、ということが挙げられます。具体的には、次年度以降の保険料が高くなります。(※諸条件や内容は保険会社によって細かく異なります。)
ちなみに、条件一般条件と車対車/限定危険の2種類があり、おそらく多くの方が一般条件にされていらっしゃるのではないでしょうか。車対車/限定危険の条件はその名の通り車対車に特化した内容になっているといわれ、補償内容が狭くその分保険料が安いですが、当て逃げや自損事故、対自転車などへの対応がないものが多く、保険料が安い分利用が限られているイメージです。
傷の状態とお見積りを確認し、修理費用、保険料をチェックして最終的なご判断を行っていただけたらと思っております。何もないことがもちろん一番ですが、もしも傷がついてしまった際は思い出して是非ご確認ください。
なお、喜多村石油店では、三井住友海上と、損保ジャパンの保険を取り扱っておりますので、気になっていらっしゃる方はご来店の際にお気軽にご相談ください。
●小さな傷がついてお困りの時は、喜多村石油店のピッカーズへ!
喜多村石油店では、自社工場完備の元、カーコンビニ倶楽部とピッカーズの両方の看板を構えてそれぞれのお車の状態やキズに合った板金塗装修理のご案内が可能です。料金目安が分かりやすく、専門スタッフが修理にあたる分、技術的な面と透明性の高い経済的な面が最大の強みです。
お困りの方は各店舗にてお客様一人一人に合った修理プランをご提案いたします。
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