2023.10.11

シーズン到来前に!灯油の扱い方と給油方法まとめ

シーズン到来前に!灯油の扱い方と給油方法まとめ


今年の夏も過酷な暑さが続き、9月も残暑で真夏並みに暑い日が長く続きましたが、10月に入ってから幾分か過ごしやすくなりました。やっと秋を感じられるようになってきましたね。ガソリンスタンドの店頭でも日陰も日なたも随分と過ごしやすくなる時期です。この時期から徐々に利用が増えてきて、冬一杯にかけてピークを迎える商品といったら、なんといっても灯油です。
そこで、今回はこれからのシーズンに備えて灯油の基本的な扱い方と、セルフ式ガソリンスタンドでの上手な給油方法をまとめてみました。慌てずこぼさず安全にお持ち帰りいただけるようにご活用いただけましたら幸いです。



灯油とは、ガソリンや軽油と同じく原油から生成される石油製品です。引火点が40度程度、沸点が160~300度の石油留分で、より精製度の高いものは家庭用のストーブやファンヒーターなどの暖房器具や石油給湯器などに使用されます。その他、ボイラーなどの産業用機器に使用される灯油もあり、双方を「1号灯油」、「2号灯油」とJISで区別されています。

引火点が他の石油製品に比べて高いこと、煙が出にくいこと、廃棄されやすいこと等といった取り扱いが比較的安全で容易なため、一般の方でも家庭で扱いやすい特徴があります。


灯油の保管方法と注意点



灯油の保管については、使用期限が特に定められているわけでもなく、シーズンを通して使用できるものですが、日光、温度、湿度、外気との接触による酸化、異物などによって劣化していきます。
保管に関してはしっかりと密閉し、

・火の気のない場所
・直射日光が当たりにくい
・気温差が少なく、容器内に結露が発生しにくい
・雨風にさらされない

…といった場所に保管をしておくと良いでしょう。
とっても繊細で、日光による紫外線、温度差、水分といった要因によって品質が劣化するので、保管には注意をして長く使えるようにしましょう。


古くなって劣化した灯油はどうしたらいい?



●店舗にて回収可能!


最寄りの店舗にて劣化灯油の引き取りと処分を承っております。数量によっては処分料が発生しますので、店舗スタッフにご確認の上、お申し付けください。

また、灯油ポリタンクの中を清潔にする場合、充分にタンク内を乾燥させた上で、ひどい汚れのある場合は台所用洗剤等の中性洗剤で水洗いするのも問題はありません。ただ、次に使う際に水分が混入しないようにしっかりと乾燥をさせるようにご注意ください。水分の混入が原因で機器が故障してしまう場合もあります。

●劣化した灯油の見分け方



以下のようになっていれば、処分が推奨されます。

・薄い黄味が買った色が付く(本来は無色透明です)
・灯油の匂いに酸っぱい酸味のある匂いが混ざってきたとき

こういった違和感が出てきたら使用前にスタッフへ是非ご相談ください。また、昨年までの古い灯油がおうちにあって、使用しても問題がないかどうか判断が付かない場合は、お気軽に店舗スタッフまでお尋ねください。


灯油のセルフ給油方法


喜多村石油店でのセルフ式ガソリンスタンドでの灯油の給油方法をご案内します。ちょっとしたコツで、手早く、タンクや衣服を汚さず、灯油臭くない状態でお持ち帰りいただけるようにまとめてみました。

●まずはタッチパネルの操作から


自動車にガソリンを給油する時と同様に、タッチパネルから、お支払い方法と数量(金額)を設定していきます。

お支払い方法は、ENEOSカードやEneKey、モバイルEneKeyも利用可能です。時期や店舗によっては会員割引やクーポン割引も行っておりますので、是非チェックしてみてください。
ポイントも同様で、Tポイント、Dポイント、楽天ポイントいずれかを貯められます。


数量については、灯油の場合は、ポリタンクの一般的な様式が基準になっており、ポリタンクの数によって以下のようなパターンで指定ができるところがほとんどです。

(18ℓタンク)…18ℓ、36ℓ、54ℓ、72ℓ
(20ℓタンク)…20ℓ、40ℓ、60ℓ、80ℓ


もちろん、上記以外にも、お好みの設定や、1000円分などの金額設定、目一杯多めに入れたい方向けの満タン設定もできます。

●うまく灯油を入れるコツ


自動車とは違い、少しコツが必要です。

【1缶分(例:18リットル)を入れる】

1.奥までノズルを差し込み、レバーをすべて握る


2.メーターが12~13リットルとなったところで、ノズル先端にある満タンセンサーが油面を感知して一旦止まるので、握るのをやめてノズルを手前に引いて、少しずつつぎ足していく。レバーは浅く握り(灯油が出る勢いが弱まります)、灯油が飛び散らないようにする。


3.メーターが18ℓに近づくにつれて灯油が出る勢いが弱まるので、メーターが指定数量を差し、灯油がすべてで終ったら、充分に油切りをして、ゆっくりと戻す。フタはしっかりと閉める。フタは2か所あると思いますが、2か所ともしっかり確認するようにしましょう。車内でもれる原因となる場合があります。また、フタと容器本体のネジの部分に小さく切ったビニールをかませている方もいらっしゃいますがとても有効です。


【2缶以上入れる場合】
ポリタンク1缶当たりの数量を把握して、18ℓ、36ℓといったようにメーターを見ながら手動で複数の缶に入れていきます。次の管にノズルを差し込む際に油が垂れないように油切りは充分に、ウエスで拭きながら行っていきましょう。

慣れないお客様は、1缶ずつ設定して給油をした方がリスクは減りますが、もしお急ぎ等や、給油缶の数が多い場合は、スタッフもお手伝いいたしますので、お気軽にご相談ください。




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