スピーディで手軽に、お手頃価格で利用ができるドライブスルー洗車。台風や急な雨の翌日や、黄砂や花粉がひどい時期など、愛車が汚れてしまったときに定期的にご利用されている方も多いと思いますが、終わった後の拭き上げはどのようにされていますか?
夏場は特に外がとても暑く、できれば早く終わらせたいか、急いでいる時は拭き上げをせずに終わりたいような時期ですよね。それでもキレイに洗車機の効果を出してあげるためには拭き上げはとても大事な要素になります。そこで、当社スタッフに聞いた時短でキレイに仕上がって、なおかつボディに優しい拭き上げのコツを今回は紹介したいと思います。
そもそも洗車後の拭き上げは必要!?
結論から言いますと、これはとても大事な作業で、洗車後はきちんと行っておきたい作業です。
理由は以下の2つです。
●洗車後の水滴がシミや水垢、キズの原因に!?
水分に含まれるミネラル分などが結晶化したり、ボディに干渉すると、塗装に悪影響が出てきます。勿論、1回、2回程度でそういったことになることはありませんが、積み重ねると写真のような水垢やしつこいシミ汚れ、最悪の場合、イオンデポジットという傷の原因にもなってきます。何より、せっかく時間とお金をかけて洗車機を使ってもすぐに汚れがついてしまうのでは、その意味はなくなってしまうどころか、逆効果にもなりかねません。
また、ワックス等のコースを選択した場合、溶剤がボディに残っている場合があり、強い日差しで乾いた場合、ボディにこびりついてしまう恐れが出てきます。
この状態になると、普通の洗車ではなかなか取れず、イオンデポジットの場合はキズですので、塗装の修理が必要な状態になります。
●水滴に砂や花粉などの汚れが付着しやすくなる
表面が濡れていると普段よりも汚れやすい状態となります。せっかく洗車しても次の日には洗車前と同じような状態に逆戻り!ということもあり得ます。
手早くキレイになる拭き上げ方法
ここから早速拭き方に入ります。全部で5分~10分弱位で完了できますので、是非チャレンジしてみてください。
まずはフロントガラス&ボンネット周りの拭き上げからスタート
特にボンネット周りはエンジンがある関係で、温度が上がりやすく、水滴の渇きが一番早いパーツになりますので、ここから始めていきましょう。そこから、
フロントガラス → サイドミラー → サイドの窓ガラス → ルーフ → サイドドアのボディー面 → 後ろ側 → 反対側のサイド
という風に車を囲むように拭き上げをしていきます。水滴が上の方から落ちてきたりするので、なるべく上の方から拭いていくようにしましょう。
ルーフやフロントガラスで手が届きにくい場合は、貸し出しの小さな脚立も用意しておりますので、お気軽にご利用ください。
●拭き方の基本
タオルは拭く面が広くしっかりボディにあたるように持ち、水滴を抑え込むようにゆっくり軽く滑らせるように拭いていきます。(あまり力を入れすぎる必要はありません。)また、各パーツ四方を縁どるように拭き、中の方を上下左右に拭いていくイメージで行うと早くきれいに水滴を拭き取ることができます。
窓ガラスの拭き方
●前後ガラスの拭き方
基本的には、ボディの拭き方と一緒で、外枠をぐるっと囲みながら拭いていき、中の方を拭き進めていきます。特にワイパー周りに汚れが溜まっているので、持ち上げて拭いていきます。ワイパーも軽くタオルでふき取るようにすると汚れがしっかり取れてすっきりします。
●サイドの窓ガラスの拭き方
窓を少し開けた状態にして窓全体と、上の部分、を拭き上げていきます。上についている水よけ部分は洗車機でも十分に洗えないところになりますので、拭き上げによって汚れを取っていきます。
タイヤや下周りをキレイに仕上げるコツ
タイヤ周りについては、特にホイール部分に汚れが溜まりやすいので、ざっと全体を拭いた後に、タオルを広げて、指でホイールの形を指でなぞるように拭いていきます。タイヤワックスなど必要な方は貸し出しておりますので、ご自由にご利用ください。
※タイヤを含め、下回り専用のタオルを用意しております。タオルを変えてご利用ください。
ここまで行ったら、外面はほぼ完成です。
その他の部分について
・ドアの内側
各ドアの内側の金属の部分にも洗車の水滴が溜まり、かつ汚れのたまりやすい箇所です。きちんと拭き取ると、ごっそり汚れも落ちていきます。噴き上げるついでに泥除けも拭いてキレイにしておくとなお良いです。
・給油口の中
ここも汚れが溜まりやすいので、水滴をとって汚れも取っておくといい部分です。
・ボンネット内。
ドアの内側同様に拭けるとなお良いですが、慣れない方は危ないので、ご注意ください。
以上が、洗車の拭き上げポイントです。お時間のない方でもコツを押さえると短時間でサッと行うだけでもキレイに仕上がり、お車にやさしい洗車になりますので、是非試してみてください。
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